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承前
本文は筆者の友人A氏が実際に体験したことをベースにした完全なフィクションです
万一 イニシャルから実在の人物や地名が推測されても まったくの偶然ですので御寛容ください
2009年 6月27日 記
これから書くことは何もハリウッドの俳優の離婚慰謝料の話ではない
2009年6月末日に大手のTYホテルチェーンが 賃借していたホテル建物の所有者に対して 支払ったお詫び料である!
なんと太っ腹な と感心するかしないかは 以下のいきさつをご覧になって判断されたい
少々長いので 発端―経緯―訴訟―終結 と数回に分けて掲載するので ゆっくりとご覧ください
1 発端
2006年1月 ようやく正月気分も抜けたころに 大手のTYホテルチェーンのY市の施設が容積率違反の建築基準法違反で摘発された その時のTYホテルの社長の謝罪会見は未だに語り草になるほどであり 経営者の危機管理能力の欠如の典型例とされている
お忘れの方も多いだろうから 改めて その仰天言動の一部を当時の新聞から引用してみる
〔不正改造の謝罪会見で開き直った大手ホテルチェーン「TYホテル」のN社長(59)は 「まあいいかと思った」 「60キロの制限速度を67、68キロで走っていいと思っていた」 〕
このN社長の記者会見時の傲慢無礼な対応が全国のTVに流れ大ひんしゅくを買い ことはY市だけでなく 国土交通省の監督のもとに全国のTYホテルの建物の総点検に発展した
その結果 TY ホテルの半数以上にもなる70か所以上の建物で容積率違反 用途違反など様々な法令違反が見つかり 監督官庁から改善命令を受け N社長は引責辞任に追い込まれた
その中の1つが 本件の建物である
その建物はC県F市のJR F駅徒歩3分の場所にあって 8階建てで140室のホテル客室があり 1Fはテナントに賃貸され 2Fの一部は所有者A氏が事務所として自己使用していた
建築当初は そのホテルの客室以外の部分は建築基準法での容積率に含まれない屋内駐車場として申請されており F市の工事完了検査終了後に違法に改装され 駐車場であるべきスペースをオフィスに変更したものであるので当然容積率違反の建物となった
さらに 建築当初はレストランであった8 F部分もすべて客室に改装され TYホテルが合計140室のホテルとして借り上げ経営していたものであるので こちらは用途違反となっていた
15年前の建築当時も TYホテルのN社長は 〔容積率違反などは日本中どこでもやっていることですよ 高い地価の土地を有効に利用することは経済的にも有用なことです 容積率などはすぐに変更になりますよ〕 と自信満々に話し A氏としても当時すでに10軒近くのホテルを経営しているTYホテルの経営者の話なので そんなものか と何となく納得させられたようになっていた
国土交通省の指導による全国のTYホテルの調査の結果 この建物も建築基準法の容積率違反が明白となり F市の建築指導課は国土交通省の指導もあり マスコミの追及もありでTY ホテル側とA氏側に早急な改善を要求するにいたった
建物の所有者A氏は F市やTYホテル側と再三協議し もろもろの案を検討した結果 最終的にはA氏の自己使用部分は退去し 2F部分を閉鎖区画とし また各階の2部屋を閉鎖することに よって容積率違反状態を適法状態にする方針になり F市の建築指導課の承諾も取り付けた
本文は筆者の友人A氏が実際に体験したことをベースにした完全なフィクションです
万一 イニシャルから実在の人物や地名が推測されても まったくの偶然ですので御寛容ください
2009年 6月27日 記
これから書くことは何もハリウッドの俳優の離婚慰謝料の話ではない
2009年6月末日に大手のTYホテルチェーンが 賃借していたホテル建物の所有者に対して 支払ったお詫び料である!
なんと太っ腹な と感心するかしないかは 以下のいきさつをご覧になって判断されたい
少々長いので 発端―経緯―訴訟―終結 と数回に分けて掲載するので ゆっくりとご覧ください
1 発端
2006年1月 ようやく正月気分も抜けたころに 大手のTYホテルチェーンのY市の施設が容積率違反の建築基準法違反で摘発された その時のTYホテルの社長の謝罪会見は未だに語り草になるほどであり 経営者の危機管理能力の欠如の典型例とされている
お忘れの方も多いだろうから 改めて その仰天言動の一部を当時の新聞から引用してみる
〔不正改造の謝罪会見で開き直った大手ホテルチェーン「TYホテル」のN社長(59)は 「まあいいかと思った」 「60キロの制限速度を67、68キロで走っていいと思っていた」 〕
このN社長の記者会見時の傲慢無礼な対応が全国のTVに流れ大ひんしゅくを買い ことはY市だけでなく 国土交通省の監督のもとに全国のTYホテルの建物の総点検に発展した
その結果 TY ホテルの半数以上にもなる70か所以上の建物で容積率違反 用途違反など様々な法令違反が見つかり 監督官庁から改善命令を受け N社長は引責辞任に追い込まれた
その中の1つが 本件の建物である
その建物はC県F市のJR F駅徒歩3分の場所にあって 8階建てで140室のホテル客室があり 1Fはテナントに賃貸され 2Fの一部は所有者A氏が事務所として自己使用していた
建築当初は そのホテルの客室以外の部分は建築基準法での容積率に含まれない屋内駐車場として申請されており F市の工事完了検査終了後に違法に改装され 駐車場であるべきスペースをオフィスに変更したものであるので当然容積率違反の建物となった
さらに 建築当初はレストランであった8 F部分もすべて客室に改装され TYホテルが合計140室のホテルとして借り上げ経営していたものであるので こちらは用途違反となっていた
15年前の建築当時も TYホテルのN社長は 〔容積率違反などは日本中どこでもやっていることですよ 高い地価の土地を有効に利用することは経済的にも有用なことです 容積率などはすぐに変更になりますよ〕 と自信満々に話し A氏としても当時すでに10軒近くのホテルを経営しているTYホテルの経営者の話なので そんなものか と何となく納得させられたようになっていた
国土交通省の指導による全国のTYホテルの調査の結果 この建物も建築基準法の容積率違反が明白となり F市の建築指導課は国土交通省の指導もあり マスコミの追及もありでTY ホテル側とA氏側に早急な改善を要求するにいたった
建物の所有者A氏は F市やTYホテル側と再三協議し もろもろの案を検討した結果 最終的にはA氏の自己使用部分は退去し 2F部分を閉鎖区画とし また各階の2部屋を閉鎖することに よって容積率違反状態を適法状態にする方針になり F市の建築指導課の承諾も取り付けた
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