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このところ日本ではカジノで地域活性化を目指す構想が全国各地で関心を集めている まだ法案成立のメドが立たず地元住民の治安悪化への懸念解消などハードルは高いが 実現すれば1兆円規模の経済効果が見込める 千葉県の森田健作知事や 大阪府の橋下徹市長らも意欲を見せており 自治体や企業の“誘致合戦”が過熱しつつある
こうした動きを受け カジノの合法化を目指す超党派の国会議員らは 昨年8月に「カジノ区域整備推進法案」をまとめ 今国会への提出を目指している
しかし ポッポッポ ダバトノ フン ダメカン フンダラ クソマミレ ドジョウガ デテキテ グチャグチャ のお歴々では百年待っても??? 
 
海外に目を転じれば お隣韓国では ソウル近郊のウーカーヒル 釜山ではパラダイスホテル   ロッテホテルなどにカジノが開設され 多くの外国人ギャンブラーで賑わっている(筆者もその1人)
しかし これらのカジノには韓国人は原則として入場できない つまり外国人専用である
日本人より数倍ギャンブル好きといわれる韓国人が マカオなどへ大挙して押しかけているのは周知の事実であるが 外国まで出かけてギャンブルをするのは極限られた層であり 韓国国内に一般韓国人が入場できるカジノがあればその熱狂ぶりは想像がつかない
とろこが それがあるという カジノ大好き人間の筆者としては ぜひ見学(内心はうずうずして)をと勇躍でかけた
 
釜山から相変わらずほぼ10分遅れるKTXでソウルへ 東ソウル駅から急行に乗り継ぎ約3時間 ソウルから東へ210kmサブク駅に着く(ここから30kmも東へ行けば日本海(東海)とか)
(釜山から7時間近く カジノ好きもここまでくるとなんとも言いようがない)
江原ランドに 廃鉱地域経済回生を目標に95年制定された「廃鉱地域開発支援に関する特別法」を根拠に15年前に公認カジノが開設され ここが唯一韓国人の入場可能な公営のカジノである
カジノができる前は 海抜600~1200mの山岳地帯の地理的条件を活かした小規模なスキー場であり トウモロコシができるだけの寒村であった 
それ以前は炭鉱の町であったが 20年以上前に完全に廃坑となっており 当時の炭鉱従事者のアパートの廃墟が痛々しい
 
サブク駅から車で10分ほどの江原ランドカジノに到着 入場したのは2012年5月X日19:00ころであったが すでに入場者約5000人で館内は人いきれであふれかえっている
案内してくれたリー氏によると 入場者は平日でも15,000人 土日ともなると倍近いとか
韓国人はカジノ入場料W500を支払い身分証明書を提示しアルコール検査 パソコン検査を受けて入場する(外国人は無料だが パスポートチュックをされる) 加熱防止のため韓国人のカジノ入場は1ヶ月に15日だけに制限されている
2012年6月に同規模の新館カジノが隣接に開業されるので 規模は倍になり客は少なくとも50%以上は増加すると言う
さて 日本人でも競馬でも帰りの電車賃がなくなるまで勝負に突っ込むのだから 僧侶が徹夜で 博打をやる映像が流失するほど日本人の数倍ギャンブル好きの韓国人が用意してきた資金が全部なくなった時にあきらめて帰るはずは無い 当然資金を貸してくれる先を探すことになる
そこで登場したのが カジノ周辺にある 約100件の質屋(エージェント)である 
 
深夜11時頃~午前2時がピークとかで 有金がなくなると女性は貴金属 時計 男性は車や時計を担保にして資金調達をすることになる 
但しカジノの席を離れることができるのは20分以内で その時間に資金調達をして戻らなければ 山ほど待っている客に席を譲らなければならない決まりであるから 客はカジノの入り口ロビー近辺にたむろしている質屋の営業マン(客引き)を呼び 営業マンは客の希望を質屋に連絡し ものの10分ほどで担保査定し現金を用意するといった合理的な?システムがとられている
 
その相場であるが 貴金属は新品同様のもので新品価格の10%以下(ぼろいものはNG)
車両は 中古車業者が買い取る価格(毎月相場表が発行されている)の約50%以下(これもぼろいのや事故車はNG) 客側はこんな安値で納得するのか?と思うが 客は最後の勝負で今までの負けを取り返し 当然質屋に預けた質草も受けだすつもりだから苦情はない 客としては金額の多少の大小より20分以内に資金をもって席に戻ることが重要なのである
車担保融資は中古車相場本(中古車業者が買い取る相場)の50% 金利月10%期限2ヶ月であるが質屋側は融資の際には金利の2ヶ月分を先取りしないで車両を2ヶ月は保管しておく 2ヶ月経過しても当該車両を(元金+2か月分の金利をもって)引き取りに来ない場合には 当該車両を希望者にリースすることになる 質屋はリース希望者から 貸金元本+2ヶ月分の金利+車両保管費用をとる(つまりこれが リースの権利金のようなもの) 
(車両担保金融にはさらに巧妙な裏があるのだが それを詳細に記載すると当地の質屋の営業に差し障りがあるといけないのでほんの触りだけにしておく)
 
車両の名義が誰であっても 車両を使うにはまったく差し支えないので リースという形式であるが実質所有と同様である 中古車業者が買い取りする価格のさらに半額であるからリース価格に苦情を言う者は皆無である(電話で質入車両の問い合わせや予約があるほど)
ソウルの車両の25%はこれらの車とか
さらに韓国の車両登録ナンバーは日本と違い登録陸運局の名称(品川 足立とか)が一切記載されていないのでソウルで登録の車両が釜山で走っていてもまったく違和感はない
 
かくて一夜明けた質屋周辺の道路には質車が数百台残っていて 車両のUターンもままならないほど 質屋は高級車は別の場所に保管する(所有者はスペアーキーを持っているから 夜陰にまぎれて自分の車両を取り返しに来る例もままある)が その保管場所は3m以上の塀に有刺鉄線まであり番犬や徹夜のガードマンまでいる車両刑務所といったたたずまいである
 
このカジノの年間売り上げは数10兆ウォンとかー円にすれば数兆円!
 
さて筆者のカジノの成績は?バカラテーブルが満席で 30分待っても空席ができず で勝負なし まあ釜山のパラダイスホテルでの勝負に賭けることとした長い長い一晩であった

なにやら カジノ見聞というか カジノ金融調査報告書のようなことになってしまったが はるばる出かけたカジノにかける情熱に免じてご容赦されたし
 
 
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