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このところ日本ではカジノで地域活性化を目指す構想が全国各地で関心を集めている まだ法案成立のメドが立たず地元住民の治安悪化への懸念解消などハードルは高いが 実現すれば1兆円規模の経済効果が見込める 千葉県の森田健作知事や 大阪府の橋下徹市長らも意欲を見せており 自治体や企業の“誘致合戦”が過熱しつつある
こうした動きを受け カジノの合法化を目指す超党派の国会議員らは 昨年8月に「カジノ区域整備推進法案」をまとめ 今国会への提出を目指している
しかし ポッポッポ ダバトノ フン ダメカン フンダラ クソマミレ ドジョウガ デテキテ グチャグチャ のお歴々では百年待っても??? 
 
海外に目を転じれば お隣韓国では ソウル近郊のウーカーヒル 釜山ではパラダイスホテル   ロッテホテルなどにカジノが開設され 多くの外国人ギャンブラーで賑わっている(筆者もその1人)
しかし これらのカジノには韓国人は原則として入場できない つまり外国人専用である
日本人より数倍ギャンブル好きといわれる韓国人が マカオなどへ大挙して押しかけているのは周知の事実であるが 外国まで出かけてギャンブルをするのは極限られた層であり 韓国国内に一般韓国人が入場できるカジノがあればその熱狂ぶりは想像がつかない
とろこが それがあるという カジノ大好き人間の筆者としては ぜひ見学(内心はうずうずして)をと勇躍でかけた
 
釜山から相変わらずほぼ10分遅れるKTXでソウルへ 東ソウル駅から急行に乗り継ぎ約3時間 ソウルから東へ210kmサブク駅に着く(ここから30kmも東へ行けば日本海(東海)とか)
(釜山から7時間近く カジノ好きもここまでくるとなんとも言いようがない)
江原ランドに 廃鉱地域経済回生を目標に95年制定された「廃鉱地域開発支援に関する特別法」を根拠に15年前に公認カジノが開設され ここが唯一韓国人の入場可能な公営のカジノである
カジノができる前は 海抜600~1200mの山岳地帯の地理的条件を活かした小規模なスキー場であり トウモロコシができるだけの寒村であった 
それ以前は炭鉱の町であったが 20年以上前に完全に廃坑となっており 当時の炭鉱従事者のアパートの廃墟が痛々しい
 
サブク駅から車で10分ほどの江原ランドカジノに到着 入場したのは2012年5月X日19:00ころであったが すでに入場者約5000人で館内は人いきれであふれかえっている
案内してくれたリー氏によると 入場者は平日でも15,000人 土日ともなると倍近いとか
韓国人はカジノ入場料W500を支払い身分証明書を提示しアルコール検査 パソコン検査を受けて入場する(外国人は無料だが パスポートチュックをされる) 加熱防止のため韓国人のカジノ入場は1ヶ月に15日だけに制限されている
2012年6月に同規模の新館カジノが隣接に開業されるので 規模は倍になり客は少なくとも50%以上は増加すると言う
さて 日本人でも競馬でも帰りの電車賃がなくなるまで勝負に突っ込むのだから 僧侶が徹夜で 博打をやる映像が流失するほど日本人の数倍ギャンブル好きの韓国人が用意してきた資金が全部なくなった時にあきらめて帰るはずは無い 当然資金を貸してくれる先を探すことになる
そこで登場したのが カジノ周辺にある 約100件の質屋(エージェント)である 
 
深夜11時頃~午前2時がピークとかで 有金がなくなると女性は貴金属 時計 男性は車や時計を担保にして資金調達をすることになる 
但しカジノの席を離れることができるのは20分以内で その時間に資金調達をして戻らなければ 山ほど待っている客に席を譲らなければならない決まりであるから 客はカジノの入り口ロビー近辺にたむろしている質屋の営業マン(客引き)を呼び 営業マンは客の希望を質屋に連絡し ものの10分ほどで担保査定し現金を用意するといった合理的な?システムがとられている
 
その相場であるが 貴金属は新品同様のもので新品価格の10%以下(ぼろいものはNG)
車両は 中古車業者が買い取る価格(毎月相場表が発行されている)の約50%以下(これもぼろいのや事故車はNG) 客側はこんな安値で納得するのか?と思うが 客は最後の勝負で今までの負けを取り返し 当然質屋に預けた質草も受けだすつもりだから苦情はない 客としては金額の多少の大小より20分以内に資金をもって席に戻ることが重要なのである
車担保融資は中古車相場本(中古車業者が買い取る相場)の50% 金利月10%期限2ヶ月であるが質屋側は融資の際には金利の2ヶ月分を先取りしないで車両を2ヶ月は保管しておく 2ヶ月経過しても当該車両を(元金+2か月分の金利をもって)引き取りに来ない場合には 当該車両を希望者にリースすることになる 質屋はリース希望者から 貸金元本+2ヶ月分の金利+車両保管費用をとる(つまりこれが リースの権利金のようなもの) 
(車両担保金融にはさらに巧妙な裏があるのだが それを詳細に記載すると当地の質屋の営業に差し障りがあるといけないのでほんの触りだけにしておく)
 
車両の名義が誰であっても 車両を使うにはまったく差し支えないので リースという形式であるが実質所有と同様である 中古車業者が買い取りする価格のさらに半額であるからリース価格に苦情を言う者は皆無である(電話で質入車両の問い合わせや予約があるほど)
ソウルの車両の25%はこれらの車とか
さらに韓国の車両登録ナンバーは日本と違い登録陸運局の名称(品川 足立とか)が一切記載されていないのでソウルで登録の車両が釜山で走っていてもまったく違和感はない
 
かくて一夜明けた質屋周辺の道路には質車が数百台残っていて 車両のUターンもままならないほど 質屋は高級車は別の場所に保管する(所有者はスペアーキーを持っているから 夜陰にまぎれて自分の車両を取り返しに来る例もままある)が その保管場所は3m以上の塀に有刺鉄線まであり番犬や徹夜のガードマンまでいる車両刑務所といったたたずまいである
 
このカジノの年間売り上げは数10兆ウォンとかー円にすれば数兆円!
 
さて筆者のカジノの成績は?バカラテーブルが満席で 30分待っても空席ができず で勝負なし まあ釜山のパラダイスホテルでの勝負に賭けることとした長い長い一晩であった

なにやら カジノ見聞というか カジノ金融調査報告書のようなことになってしまったが はるばる出かけたカジノにかける情熱に免じてご容赦されたし
 
 
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ミヤンマー見聞記  2012年4月28日
ミヤンマーへ行ってきた アウンサン スチーさんの名前は日本人でも知らない人がいないほどだが 地図を広げてミヤンマーの位置を正確に指摘できる人は果たしてどれほどいるだろうか?
公式の英語表記はRepublic of the Union of Myanmar 通称はMyanmar 2010年以降の 日本語表記はミャンマー連邦共和国 通称はミャンマー 筆者の前後の年代では〈ビルマ〉といったほうが通りやすいであろうか 日本の約2倍の国土に6,000万人の人口
 
2012年4月現在では 日本=ミヤンマーの直行便はないので 日本=シンガポール=ヤンゴンと経由し12時間ほどかかる
2012年4月23日(月)早朝 というか 前日22日の深夜といったほうが感覚的にはぴったりか
ともかく暦的には23日0:30羽田国際空港を出発し 約7時間でシンガポールのチャンギ空港到着 1時間30分ほどの待ち合わせで ヤンゴンまで3時間ほどの合計12時間ほど 
 
ヤンゴンと日本とでは2時間30分の時差があるので 現地到着時刻は4月23日9:00
ミヤンマー入国にはヴィザが必要であるが 今回はミヤンマー側の手配でヴィザ無しで入国した(厳密に言えば 特例措置として入国時に臨時ヴィザを発給されたーこれは羽田空港でチェックイン時にも航空会社とひと悶着があり 念書にサインを求められたほどの特例扱いらしい)
空港では F氏 T氏 H氏 T氏 ミヤンマー人のガードマン 秘書 総勢6名もの出迎えをうけて 大型のワゴン車で市内へ向かう
途中で日本人共同墓地に立ち寄り 10万とも20万とも言われる太平洋戦争時のビルマ戦線での旧日本軍戦没者の慰霊碑に合掌黙祷をする
暑い 午前10時という時間で 気温35度 湿度90%はありそう 汗が噴出す
 
ホテルのチュッインには少々早いとのことで 日本料理やで一服し早めの昼食をとる
ミヤンマーは国民の95%は仏教徒で信仰が厚く ミヤンマー人の調理人は活きている魚を仕入れても〆ることをせず 自然に死ぬまで待つので鮮度が落ちるとか なぜか寿司やで必ず餃子がでる
ちっとした飲食店のメニーはUS$での値段表記で ホテルもしかり
あれほど厳しい経済制裁を課したアメリカの通貨をそのまま使っているという経済と政治は別といった民族のしたたかさを感じる
クレディットカードは 空港内の免税店も含めて一切使用できない
 
Mikasa ホテルは 6階建て100室程度の立派なホテル 少々古いが 部屋には長期滞在者用に調理施設一切が完備されている
外国人が宿泊できるレベルのホテルは通常は2~3ヶ月前に予約しないと部屋が取れないそうで 絶対的に部屋が不足している
不足しているのはホテルだけではなく 民主化政策の一部経済開放によって外国から大挙してくる駐在員用のアパート類が絶対的に不足している
ヤンゴン市内でのその種の部屋の供給は現在500室程度であり それに対して需要は10000室を超えているという 当然需給のバランスは完全に貸し手有利となり家賃は3年目前の3倍程度に高騰しているという せっかく部屋に入居しても大家が別の入居希望者からさらに高い賃料のオファーを受けると翌月からは既存の入居者に対して賃料の値上げを通告してくる そこでOKしなければ契約解除で出て行け となる(賃貸契約書の契約条項などどうでも良いらしく金銭最優先とか―天下の悪法借地借家法に悩んでいるどこかの国の大家さんが聞いたら涙を流しそうな話) 入居者にしてもこれを再々やられてはたまらないので 自衛策として契約時に1年分の家賃を前払いするといった方法が一般的になっている これとても大家さんの資金繰りの改善には多いに+になることであっても 1年後には賃料が2倍くらいになるのを防ぐ方策にはまったく効果はない
 
さてここまで書けば賃料の相場の想像もつくだろうが 実に高い
日本式に言えば 1DKの家具生活用品完備(電子レンジ 洗濯機 ベッドからナイフ フォーク スプーン 皿 シーツ バスタオル トイレットペーパーにいたるまですべて完備)のヤンゴン中心にそこそこ近いアパートで¥300,000 2DKともなれば¥500,000 となる もちろんフロントがありセクリティーは完備しており 室内の清掃などもOK(但し別料金のとこが多い) 3年前はこの3分の1程度だったという
 
前述のアパートに入れない駐在員はやむなくこのようなホテルに長期滞在するしかなく 経済的にも大変な負担を強いられることになる
 
ホテルにチュッインしたあと ヤンゴン市内の視察に出かける
日本での情報と違い 道路は舗装されており 信号もかなりあるが 車の運転はかなり強引で荒っぽい つまり度胸のあるほうが先行する途上国特有の状況のようだ 
車両は右側通行であり 車両はほとんどがかなり年代ものの中古の日本車であるが まれにピカピカの新車も見える
ヤンゴン最大の中古車市場には数百台の売りたい 買いたいの熱気が充満しさらに気温を押し上げている 中古車の価格はこの2年ほどは下落したとはいえ 日本では値段の付かない10年落ちの乗用車が¥2,000,000~¥3,000,000で売買されている しかも割賦制度はないのですべて現金一括払いでの取引である
庶民の近距離の簡便な移動手段としては 自転車の右側にリアカーをくっつけたような自転車サイド車がよく見られる 当然動力は自転車をこぐ人力だから サイド車側に荷物を満載した大人が座っていると 運転者は見ていて気の毒なほど大汗で懸命に漕いでいる まあ歩くよりは多少早い程度か 
自転車の代わりに中古の50ccのバイクでも利用すれば と バイク大好き人間の筆者などは思うが
ミヤンマー在住15年のT氏によれば ヤンゴン市内では軍関係者以外はバイクの使用が許可されないとか もちろん 通常のタクシーもたくさんあるが 庶民の簡便な移動手段としては人力サイド車がじつに景色に溶け込んでいる 因みに料金は50円程度とか
夕食後 ヤンゴン市内最大のパゴダに案内される パゴダは英語でありミャンマー語では「尊敬されるべきもの」を意味する「ゼーディー」又は「プドゥー」と呼ばれる ミャンマーの人々にとってパゴダは釈迦がいなくなって以来 釈迦に代わるものであり「釈迦の住む家」であるとされる 従ってパゴダを建てることは ミャンマーでは「人生最大の功徳」とされ そうすることにより幸福な輪廻転生が得られるとされる パゴダに入るときは履物を脱ぐことが求められ靴下ストッキングを含む)を履いて入ることは許されない 素足で30分も歩き回ると足の裏は真っ黒になり 出口では足用にお絞りをくれる お絞りで足裏を拭いたのは初めての経験である 
ライトアップされたパゴダは金色に輝き さすがに午後9時ころになると多少は暑さも収まり 周囲を回る200人以上の観光客と 朝から祈祷している地元の人も多数いるので 休日の繁華街なみの混雑である 
 
朝 ホテルの中庭にあるプールで30分ほど泳ぐと 昨日の長時間のフライトの腰のうずきがすっきりする
朝食後 ホテルから1時間ほどの 工業団地予定地 を見学
そこは 工業団地 といっても 見渡す限りの土地にところどことに電柱が立っているので かろうじて電気は来ているようだが 給排水 道路などはまったく未整備である
ミヤンマー政府は 外国 特に日本からの企業をここに誘致したい希望とのこと
電気以外のインフラ整備は進出する企業が負担することになるのだろうが よほどの経済的なメリットでもなければ そこまでやる企業が多くあるとは思えない
まさに 予定地 である
 
帰途 現地人の労働者階級の住むアパート?を視察
木造2階建て 1ルームが1階2階で30部屋 体重80kg以上の人は遠慮して欲しいほどの階段が2階へつながっている
1ルームと言っても6~7畳程度の板張りの部屋で跳ね上げ式の板の窓 照明は40Wの裸の蛍光灯 家具といえそうなものは皆無 
この部屋に家族が暮らす 炊事場 洗面 トイレ すべて共同で 排水は垂れ流し
家賃は¥2,500程度
筆者の趣味でもある日曜大工でも もう少し良いものができそうなレベル 
土地 建物の投資金額が約¥6,000,000とかで 年間利回15%程度で利回りより土地の値上がりが狙いとかで1年で土地は2倍以上に値上りとか
このレベルの部屋でも 空室待ちが山ほどいるというから驚き
 
夕食には ミヤンマー人でビール会社を経営しているU氏も同席
50年配の紳士で日本語は堪能で 聞けば毎月のように日本へでかけ子供も日本に留学しているとか ミヤンマーの軍事政権にかなりコネがあるらしく経済の内部情報に精通している
U氏もヤンゴンでの駐在員の深刻な住居不足には頭を痛めているようで 政府の所有地を借り上げて資本投下を少しでも少なくしてはどうか との考えもあるようだ
ミヤンマーでは外国人の不動産所有は 個人 法人でも可能であるが ミヤンマー人所有の場合と比べて税制のメリットがまったくなくなるらしい
ミヤンマー国籍の個人 法人であれば不動産所有に係わる税金 またそこから発生する収益についての所得税などはほとんど0に等しいが 外国籍の個人 法人となると厳密に課税される由
投資家であれば 非課税で投資効率が高ければ高いほど投資意欲が湧くのは言うまでも無い
 
またこの席は日本の公益財団法人JYLのミヤンマー支部開設祝いも兼ねており 日本から来た常務理事H氏も同席され 今後のミヤンマー 日本の人材交流などさらに積極的に活動することを
表明し全員で乾杯をした
 
最後の日は アウンサンマーケット ヤンゴン市最大のオフスビル サクラタワーなど視察し 最近開業したショッピングモールも2箇所ほど見学するが 元来土産ものなど持ち帰る気の無い無粋者には猫に小判
ミヤンマーは オパール 天然真珠などは世界最大の産地と聞くが筆者にはまさにブタに真珠か
 
かくて 駆け足視察旅行は往路と同様シンガポール経由で4月26日8:30に成田へ戻って終わりとなる
 
ミヤンマーの感想は わずかの滞在ではなんともコメントしようがないが 一言で言えば
離陸寸前のジャンボ機ミヤンマー号―パイロット 管制官次第でどれだけの速度でどこへ向かうか 無事着陸できるかーと評したら お叱りをこうむるか?
 
 
2012年4月25日現在 ミヤンマー 通貨1,000チャット=¥100 として換算した
 
  • ミヤンマーに関することは 今回アテンドいただいたミヤンマー在住15年の徳田祥司氏のミヤンマー Yangon事務所にお問い合わせいただきたい 当方宛にE-Mailいただければ徳田氏のご了解を得て連絡先を回答いたします
 
『容疑者Xの献身』は東野圭吾氏の推理小説で2005年8月に文藝春秋より出版され第134回直木賞などを受賞した作品 天才的な頭脳の数学者とこれまた天才的な物理学者が捜査当局を巻き込んで丁々発止やりあう最後まで飽きない傑作である
東野圭吾氏の筆力に比較するのも恐れ多いし 内容的にも天地の差があることは十分承知して あえて 『コンビニX の終焉』 のタイトルとした
本文には 天才的な頭脳の学者はもとより捜査当局も縁がないが 極めて当たり前の一般人でも頭脳を絞れば意外な局面の展開があることを知っていただければこれ以上の幸せは無い

『コンビニXの終焉』
2011年3月中旬であったか 筆者の関係する会社が賃貸中のコンビニXの経営者Mから連絡があり事情で店舗を閉めたい由の申し出でがあった
コンビニX本部の担当者同行で来社したMの説明では コンビニ経営の傍ら酒の小売店を数店舗展開したが 大型店舗との価格競争についていかれず 酒の小売店どころか本業のコンビニまで閉店せざるをえなくなったという コンビニXの経営は順調であったが さらに飛躍をと挑戦した副業が災いとなったとか
まあ いつの時代にもつきの無い人間はいるもので 当方としては契約不履行で¥5,000,000の差し入れ保証金は全額没収するので禍福は糾える縄の如し?
Mとの契約関係はそれで一件落着だが 閉店するコンビニXの店舗はロードサイド店で立地は大変良く1日80万円前後の売り上げがあり コンビニX側はぜひ継続して賃貸を~の希望で 近々に条件など盛り込んだ提案書を持参するのでぜひ検討ねがいたい由 
1週間ほどして コンビニXが提示してきた予約契約書なるものの条件は月間賃料¥500,000-敷金¥3,000,000- 老朽化した店舗の新築費用はコンビニXで全額負担 契約期間20年
つまり コンビニX側からみれば 当方は何もしないで毎月¥500,000-の収入が20年間あるので(なにも文句は無いはずの) 十分な好条件であるだろう と言ったものであった
当方は 2つの条件をつけて それが充足されればこの予約契約に調印する旨回答した
1つは 当該店舗を所有する法人の株主が外国人株主であるので契約書関係を英文に翻訳し 株主に提示し了解を得る必要がある その翻訳費用をコンビニX側で負担願いたい
2つは 店舗新築の建築業者にはA社を指名したい
コンビニX側からは 特に異論はなく応諾の回答であった

2週間ほどした頃に コンビニXのTは コンビニXの指定業者2社とA社を含む3社の金額だけの見積を当方に提示し A社は1,000万円以上高いがそれでも A社に建築させますか?と確認が来た カラクリがあるとも知らず当方はA社には他に建築も依頼しているしおかしなこともあるな まあコンビニ程度の小規模な建築は不向きなのかも?と思い Tに急かされるまま2011年5月下旬に予約契約書に調印をした

数日して A社の社長が来社し 図らずもコンビニXのTの薄汚い工作が露見した
A社長によると コンビニXの店舗開発担当者Tは コンビニXが常々使っているいわゆる指定建設業者2社にA社を加えて3社で(形式的な)入札を行い 当方の指名のA社に発注するという形式をとるとしA社に見積もり依頼をしてきた由で A社には本体工事+B工事(エアコンなど内部造作及び内装を含めた工事)までの見積もりの依頼をしてきた A社はコンビニXも含めてコンビニ工事も多く手がけており 通常は施主に対してB工事までの見積もりをすることは無いので確認のためコンビニXのTに問い合わせたところ なかなか連絡が付かず見積もり提出の期限になったので割り切れないまま見積もりを提出したとか コンビニXのTはA社以外の指定建設業者2社には本体工事だけの見積もり提出の要請であったようで 当然他2社はA社より1,000万円以上安いことになる
当方とコンビニXのTとのやり取りを聞いたA社長は憤慨して当地区のコンビニXの担当者Tと指定業者とはいろいろ癒着がうわさされており Tは当該地区の指定業者に仕事を振り分けたくて こんなすぐに露見するような工作をしたようだ A社でコンビニX以上の条件のテナントを必ず斡旋するから 当方でも予約契約を白紙に戻す方向を考慮してくれまいか とのことである
さらに A社長は契約の中途破棄はコンビニ業界ではよくあることで コンビニXも解約について抵抗は無いと思いますよ といかにも簡単に言ってのけたが 予約契約といえども大企業のコンビニXの代表取締役が捺印している文書を確たる理由もなく簡単に白紙に戻すとも思えず ここは思案のしどころとなった

コンビニXのTからは 契約調印したので手付金¥500,000-を支払いたい ついては送金口座を連絡願いたいと催促が連日のように来る 手付金を受け取れば予約契約の解除は違約金をともなうようになりさらに面倒になる コンビニXはこれが狙いであるから一刻も早く払いたい コンビニXのTへは外国株主の了解がまだ得られないので~と引き伸ばしをはかり 何とか予約契約の白紙解約ができないかと改めて契約書を精査する

その一方でA社長と筆者は数社のコンビニの条件を比較検討し 最終的にコンビニKを選択した
コンビニKの条件は月間賃料¥870,000- 敷金¥3,000,000-店舗新築などの費用はコンビニK全額負担 契約期間15年 但しタバコの販売許可取得に3ヶ月ほど時間が掛かるので その間なんとかコンビニXと紛争にならないよう時間を稼いで欲しい由の注文である
ともかくコンビニXより月間で¥370,000-も高い 15年で約¥70,000,000 も違うのだから これは是非にでもコンビニXとの時間稼ぎをして 最終的に予約契約をつぶすしかない 

ー東野圭吾氏の作品の中の天才的な頭脳をもった学者が居れば即解決だが 如何せん凡才凡人の筆者はひたすら関係の法律書と予約契約書を穴のあくほど眺めて1週間ほどー
コンビニXとの予約契約書を重箱の隅どころかドリルで穴をあけるほど数十回も読み返して 関係文書を八重洲ブックセンターまで出かけて探した結果ようやくかすかな光明を見出し これなら無条件の解約にもっていけそうとの自信を得た その間コンビニXのTからの矢のごとき時に恫喝とも取れるような催促をのらりくらりとかわすことほぼ半年 コンビニKがタバコの販売権を取得できたとの連絡をA社長から受けて 散々じらしたコンビニXに予約契約の白紙解約を連絡する
仰天して来社したコンビニXのTの上司と称する者に白紙解約の要望を伝え もし無条件の解約に応じない場合は以下の理由で告訴することを伝える 
―予約契約書 第5条(建築についての取り決め)には〔請負工事契約についてはこの予約契約締結後甲乙協議して取り決める〕 とある 請負工事契約には設計請負契約も含むと解釈するのが当然であるが コンビニXの指定の設計事務所からは重要事項説明も無く 建築士法第24条5の規定に基づく委託者(筆者側)に交付する書面及び当方との設計管理業務委託書の取り交わしがない(口頭での業務受託は業法違反)にも係わらず 建築設計を進行させ設計費用の請求まであげてきているのは明らかに建築士法違反である
コンビニXがあくまでも 社内システムであるから~とするなら 社内システムが建築士法を無視した違法行為の幇助に当たるので 設計事務所 コンビニXを建築士法第24条5の違反及びその幇助で告訴することも辞さないー
これが予約契約書を数十回も読み返し1週間の時間と関係文書に数千円を費やした結果 ようやく見つけた超のつく屁理屈?である
屁理屈であろうが無かろうが 建築士法では設計管理業務書類の文書取り交わしがない口頭での設計受託や依頼は無効であり違法であるー数年前の某設計士によるマンションの手抜き構造計算が大きな問題となって以来建築士法厳守が非常に厳しくなったとこは 諸兄もご記憶であろう

設計事務所の担当者を同行して来社したコンビニXのTの上司はさすがに顔色が変わり 今まで数百件の契約をしてきたがこのようなクレームを受けたことは無い コンビニXの社内システムであるのでご了解願えないだろうか との弁明を繰り返したが こちらもドリルで孔が開くほど契約書を読んでようやく見つけた一筋の光だし もとより予約契約の無条件白紙解除が目的なので聞く耳を持たない
担当者はついに社内協議をするのでしばらく猶予をいただきたい と早々の退散である
あと数日で2011年も終わるころにコンビニXから連絡があり 今回の件は担当者が十分な説明をしないまま強引に契約を進行させた面があり 予約契約の白紙解約はやむを得ないと判断しますので無条件の予約契約の解除に応じます ついては建築士法違反での告訴はご容赦願いますのとのこと  屁理屈地雷の用意はさらにもう1個あったが そこまでも必要なかったようだ

かくて 2011年5月から約7ヶ月間のコンビニXとの虚実 恫喝もろもろ取り混ぜてのやり取りが2011年12月の年末ぎりぎりに 『コンビニXの終焉』 となり コンビニKとの契約が有効となった  
結果は15年間で¥70,000,000-のプラスとなり まさに Happy New Year! 1ヶ月遅れの大きなお年玉となった

後記
東日本大震災の影響もあり コンビニ各社の売り上げや新規出店のペースは好調だそうで コンビニXにしても年間数兆円の売り上げだそうである 他人の不幸は我が身の幸せとばかりのコンビニ各社には 弱者の痛みを少しでも感じるよう切にお願いしたい

* 本文は筆者が体験した事実をもとにした完全なフクションですので念のため
日帰り?カジノ

わずか1年半ほどで関係する会社から100億円もの資金を出させ 美女 取り巻きをひきつれての賭け金1000万円(100万円ではないので念のため)単位のカジノ賭博 1万円札がティッシュペーパーの如しの御曹司とは比較するのも恐れ多いが 少々庶民的な日帰りカジノのご紹介を~~

筆者は仕事の関係で毎月のように熊本 福岡へ出かける 仕事の終わった土曜日の最終便で福岡空港から釜山金海空港へわずか30分ほどの飛行時間 金海空港から専用リムジンバス50分ほどで目的地の海雲台パラダイスホテル到着 妙齢の美女の出迎えをうけていざカジノへ 逆立ちしても数千万単位での賭け金は無理なので いじましくも まずは50万円ほどをチップに換える 美女の進めるままにジャックダニエルのコーク割(筆者の好みを良く覚えている)を何度かお代わりするうちにチップが心持増えている 本音を言えばチャミスル(韓国焼酎)の水割りが好みだが なぜかカジノには焼酎を注文する雰囲気がなく なんとなくジャックを~となっている 
時のたつのは早く すでに時計は日曜日にならんとしている 焦らず休むも戦略なりと 美女の相伴で小腹の減った胃に韓国料理をつめこむ おいしさ故にあまり詰め込むと眠気が来て勝負にならないことは経験から承知しているので 小一時間ほどで切り上げる ソファーでブランデーを片手に食後の葉巻を~となると まさに映画の世界だが あいにくブランデーも葉巻もやらない無粋な男は食後の休憩はひたすら韓国美女を相手に韓国語の勉強? もちろんあわよくば の下心は見え見えの韓国語個人レッスン!美女にはうまくかわされて(毎度のことだが) 色気はあきらめて物欲だけの後半の勝負に~ 筆者はバカラ専門でほかのゲームには興味もない なぜバカラか?バカラは胴元の取り分(控除率?)が他のゲームにくらべて低く客側に有利になっているので同じ負けるのでも長時間楽しめる 冒頭の100億円御曹司も当初はバカラで数億円儲かったのが病みつきになったと言っているようだが 筆者も同様のことがあり唯一その部分では同調できるが バカラで100億円も負けたとは信じられない ゲームのやり取りをくだくだ書くのは本文の趣旨ではないが 結果は2時間ほどの食事や休憩を除いて日曜日の朝9時までほぼ10時間 100万円ほどを日韓友好のために寄贈して専用リムジンバスで金海空港へ向かう バスの50分は爆睡で空港到着も起こされるまでは気がつかず  かくて日帰りカジノ(厳密に言えば1泊?)は無事?終了 社用で福岡へ出張のついでに私用で釜山へ出かける もちろんカジノ行きは私用であるので 福岡=釜山の旅費 日当 その他は一切会社経費として計上はしないし 翌日からの業務に差し支えのあるようなことも無い ましてや関係する会社から資金調達をしてカジノにのめり込むほど大金を賭けるわけでもなく小遣いの範囲での高齢者ボケ防止の頭脳活性化療法?~少々自己弁護にすぎる点はご容赦!
2011/11/23 
 
水 泳
デビュー以来 還暦を超えた今でもその美しさを保っている高名な女優の若さの秘訣は毎日の水泳にあるという
彼女は多忙ななか スケジュールをやりくりして毎日のように2~3000m泳ぐという
別に彼女の後を追っているわけではないが 筆者も毎日のように勤務先近くのデパートの7階にある室内プールで泳いでいる
ほとんど昼食時の前後に ブレストメインにノンストップで25mを15ピッチ 50分ほどで2000mなので 時速1,5ノットほどの泳ぐというより大海に漂う椰子の実か
数十年来の水泳のおかげか 173cmで体重77kg ウエスト80cm強 バスト105cm 逆三角形と までは言わないが 多少メタボ気味でも前述の女優と同年代にしてはそこそこの体型を保っている?  もっとも この水泳は持病の椎間板ヘルニアの予防改善効果もあり 整形外科の医師である次男から やめるな と釘をさされていることもあり かならずしも意志強固で継続しているとは言いがたい

以下は筆者の体験をもとにした完全なフィクションですので 万一 類似の場所や人物が登場しても まったくの偶然ですのでご容赦いただきたい

K学園水泳部 
筆者は中学 高校時代と水泳部であった(本音を言えば 格別水泳が好きであったわけでもないが 足は遅く 運動神経は0に等しく 陸上競技はすべてが不得意であったのが理由かも)
といっても 中学高校とも男子校のK学園には水泳部用のプールなどは無く 房総半島の館山市 近くの那古船形に水泳部の合宿所があり 新入中学生は全員1週間の合宿で皆泳を特訓された
K学園の水泳部は水戸藩士の太田捨蔵が始祖といわれる水府流太田派といういわゆる 一般には〈のし〉として知られている日本泳法であり クロール ブレストなどは外国泳法として まあおまけのような扱いであり メインはあくまでも水府流の日本泳法であった
指導するのはスケテ(助手)といい K学園高校卒業の大学生がボランティアで熱心?に 指導か しごきか判然としないがともかく担当し K学園の教師などは 避暑がてらに合宿所に滞在はするが 水泳指導 生活指導などにはまったく関知しない
K学園はもともと海軍の軍人を多数輩出したとかで 水泳部員 新入生も全員が白いさらしの6尺フンドシを締めて砂浜で準備運動をするさまは まるでかっての帝国海軍かくありなん?

6尺フンドシ
下の毛も生えそろわない中学生のころはフンドシもさらし半幅で何とかなるが 高校生にもなると さらし一幅でもフンドシから毛がはみ出すようになる
立派に生えている奴はこれ見よがしにはみ出させるが まだ成長途上の奴は何とか一人前に見せるために横に引っ張って 無理無理はみだしさせたりで 涙ぐましくも痛い努力もする
一応フンドシも2本揃えて 毎日洗うよう指導されるが 生まれてこのかた洗濯などしたことのない男どもが満足に洗うわけがなく だたぶら下げておくだけなので フンドシは日がたつにつれ黄ばんでくる
水泳訓練中はいったん海に入ったら 昼まで出てこられないから 暖流放射中!などといいながら 自然現象などはフンドシのまま用を足すことになる
汚なついでに 固形物の放出はどうするか?当然天然の水洗トイレでとなるが さすがにフンドシはずらして立ち泳ぎで踏ん張ることになる 不思議なもので排出された固形物は浮かず沈まず水中に漂う (固形物の比重と海水の浮力との関係を計算するほど暇な奴はさすがにいなかった)
その水中漂流物を沢山のめだかほどの小魚がつつき あっと言う間に分解するのは見ものだった 
それやこれやで 必然的にフンドシは黄ばんでくるし その上ろくに洗わないから 1週間もすると 白だか黄だかわからなくってくる フンドシには一応名前を書いてあるが はしこい奴はフンドシ干し場(干してあるのはフンドシだけではないが)にかかっている少しはよさそうなものを勝手に知らん振りして締めてしまう ぐずな奴はやむなく残った黄フンで我慢することになる

遠 泳
小遠泳 と 大遠泳の2種類があり 小遠泳は2~3km程度でまあ水遊びのようなもの
大遠泳は水泳部のほぼ1ヶ月の合宿最終日のころに 館山の鏡が浦を▽式に10kmほどを10時間近くかけて泳ぐ大イベントである
中学2年生以上で 形式的な健康診断をパスし スケテの許可が出たものが参加できる
(もちろん10km泳ぐ自信のないものは参加しなくてもかまわないが)
われ先に泳ぐことは許されず 3列縦隊を崩すことなく 前後左右の間隔を計りながら〈ひらのし〉で 整然と泳ぐ
早朝からスタートし まず鏡が浦の沖合いにある〈沖ノ島〉を目指して粛々と泳ぐ 3時間ほどで右にほぼ90度進路を変更し 岸と平行に今度は〈崖観音〉を目標に泳ぐ

4隻の和船にスケテが乗り込み(当然エンジン無しー艪で漕ぐ)進路や各自の間隔の修正などやたら指導と称して叱咤激励怒鳴りまくる スケテ連中は途中脱落者の救済なども ぶつくさ言いながら やるにはやる(これが重要な目的)し 時に遠泳中の者に飴玉なども投げてくれるが 余裕の無い奴は目の前でプクプク沈む飴を潜って追いかけられないから なんとも残酷なもの

3時間ほどで再度90度進路を変更し いよいよ岸に向かって最後の数時間となる
そのころには夏の太陽も西に傾き 波間はるかな寮の前の浜では参加しなかった者たちが重湯をつくったり かがり火を焚いたりで 遠泳軍の到着を待つ
もちろん 参加者全員が完泳できるわけでなく 100人ほどの参加者の10%ほどは脱落するが泳ぎきった者たちも水深がひざ下になっても立ち上がれないほどの疲労困憊であり 浜まで這って行く奴も多かった(余談だが 大遠泳に挑戦し連続3年中途脱落したY 東大法学部に現役でパス ー文武両道とは難しいものだ)

きゃたつ(脚立)―飛び込み台
きゃたつ といって高さが10mほどの木製の飛び込み台を水泳部員が 岸からえっちらこっちらと沖合いに運び設置する
引き潮になっても水深3m以上確保できる場所なので かなり沖合いに立てることになるから 水面下のきゃたつの下には重しを縛り付けて浮力と潮流に対抗できるようにすべて人力で設置する
重さ20kg以上のブロックにロープをくくりつけた重しを岸から沖合いにこれも人力で運ぶ
さすがに20kgを持っては水府流でも泳げないので 重しを引きずりながら海底を歩く
時々海面にでて呼吸をしてまた海底で引っ張る なんとも気の遠くなりそうなまさに人海作戦! 

午前中いっぱいで10個ほどの重しがきゃたつの下に取り付けられ いよいよ飛び込み練習となる
高さ10mほどといっても5m近くは水中にあり 水面上は5mほどだが きゃたつの上から下をみると 海底がみえる 当然水面から海底までは5m近くあるので自分の身長もあわせると 12mくらいの高さを感じる
最初はこれが怖い
スケテは下を見るな 水平線を見て前にいる女に抱きつくつもりで飛び出せ 下に向かって飛ぶな ひっくり返って背中をうつぞ!など 好きなことを言うが 頭から飛び出す最初の一歩というか一飛びがどうしてもできない奴もいる きゃたつの上に上がるのが怖くて下のほうにしがみついていると スケテに見つかって おい!あがって来い と恫喝されしぶしぶ上がるが怖くてどうしても頭から飛び出せないので足から飛ぶ というか 落ちる と 次は スケテが最後まで足がきゃたつに残るように足とフンドシを持ち背中をポンと押す 奴は足をもたれているから 自然に頭から落ちるかと 思いきや はなされた足を何とか先に行かせようとするから せっかく頭が先になって落ちているのが足と頭が平行になってそのままドボン!となる つまり完全にカエルの腹打ち状態になり痛ててーーとなる
これを2~3回やると 本人はきゃたつの下にしがみついて スケテがなんと恫喝しようが きゃたつの上にあがってこない はては おかーさーん~とべそをかく始末
きゃたつからの数種類の飛び込みも 水府流の訓練には欠かせない過程であるので おかーさーん はそこで進級ストップとなる
もっとも 本人達にとっては進級などどうでもよく 一刻も早くきゃたつから離れたい一心であろうが
こんな おかーさーん が 毎年2~3人は出た
ある夏には このきゃたつの設置がいい加減であったためか 台風模様の大荒れのときに きゃたつが流されて水泳部員全員で水陸両方から鏡が浦を隅々まで探し回ったこともあり おかーさーん~の呪いだと大笑いしたものだった

大和屋さん 番外おまけ
K学園の合宿所から1km弱?のところに 東京のS女子大の寮があった
こちとらのバンカラフンドシとは段違いで 紺の水着で整然と準備体操などをしているのを遠望するだけで胸が騒いだものだ
水泳部の寮歌にもある-♭向こう女子大 こちらはKよいよい~中をとりもつヤマトヤさん よいよい~
大和屋さんとは ちょうど 両方の寮の中間あたりにあった民宿程度の旅館の名前であり 寮歌にもあるくらいだから かなり長く続いていたのだろう
(スケテも現役も S女子大の学生とヤマトヤさんを利用したとは 寡聞にして聞いたことがない)

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